キーエンス襲来@比べてみました
3Dスキャナーの使用方法をモノづくり的観点で考えると
製品検査に使えると非常にありがたいと感じる
企業様が多いのではないかと思う
校正ができ、精度保障がされていて
スキャナというよりも測定器として使用できれば
より幅の広い活用ができるだろう
今回、デモしていただいたVL700シリーズは
【3Dスキャナ型 三次元測定機】
測定機能をもっている3Dスキャナとのことなので
早速、性能のほどを確認してみた
今回のワークはプレート上に
ブレード(羽)が複数枚ついているような形状
設計データと加工データの差異を確認してみます
3Dスキャンの結果と3Dデータを合せて
所定の部分にカーソルを持ってきてクリックすると
差異寸法を表示してくれます
二次元的にも表示できます
これを見ると
ブレード(羽)のエッジ部が切削にて再現できていない
ことがわかりますが
エッジのとんがりがなくなっていますが
差異寸法が0.185mmということで軽微な差であると
見て取れました
ただし、部品によっては
差異が致命的になる場合もあるので
検査器として使用する際は
必要な測定点をしっかり考えておく必要がある
余談ですが
このワークを削ったMDX-540は前職で
精度検証に携わったことがあり
スペックをある程度把握していますが
今回の切削においては想定通りの切削精度でした
最後に
非常にクオリティの高いガチャガチャ用のフィギュア
電脳大工様の「狐忍者」もスキャンしてみました
今回は、立たせた姿勢を1回測定で確認しました
かなり鮮明に色も含めてスキャンできてます
入り組んだ部分はデータがとれていませんが
姿勢を変えて、何度かスキャンして合成することで
すべての形状を取り込むことができるような気がします
今回、感じたことは
4年ぐらい前に、同社の前の型のデモの時に感じた
・3D-CADにダイレクトで使用できる
データが出力できない
・スピードが遅い
などのネガティブな部分が解消されていて
キーエンス社の開発スピードの速さを実感できた
非接触ということで
壺等の比較的小さい文化財のデータ保存や
精度保障ができるということで
もう作られていない部品を
リバースエンジニアリングする等で活躍できる
機器ではないかと感じた
これ欲しい・・・!です
本業を頑張ります(笑)
基本断らない主義
モノづくりの何でも屋
GO AHEAD をよろしくお願いします